こたつの選び方

こたつを選ぶ際、何を基準に選んだらよいか悩む方は多いでしょう。こたつは形やサイズだけでなく、ヒーターの構造や制御方式にも違いがあります。
本記事では、こたつの選び方やヒーターの構造、制御方式について解説します。

こたつの選び方

こたつの選び方

こたつを選ぶ際は、次のようなポイントに注目して違いを比較しましょう。

  • 形やサイズで選ぶ
  • 設置スペースで選ぶ
  • 高さで選ぶ
  • 脚のタイプで選ぶ
  • ヒーターの構造で選ぶ
  • 操作方法で選ぶ
  • 電子制御方式を選ぶ
  • タイマー機能付きを選ぶ

形やサイズで選ぶ

まずは形やサイズの違いです。こたつの形は、正方形・長方形・円形(楕円形)の3タイプに分かれています。

それぞれ用意されているサイズが異なりますので使用人数や置く場所に合わせて選ぶのがおすすめです。

正方形のこたつ

正方形のこたつは、比較的小さいサイズのものが多いです。
一般的に100cm以下の長さがほとんどになるので、狭いお部屋や一人暮らしに向いているサイズになります。

長方形のこたつ

長方形のこたつは、他の形に比べてサイズのバリエーションが豊富です。
大きい部屋に置くこたつに適しており、家族と同居している方に向いているサイズといえます。

円形のこたつ

円形のこたつは、サイズが比較的小さいです。
ただし、円形のこたつは幅と奥行きがあるので、正方形より大きいスペースが必要となります。

また、天板の面積が広いので、大人数で座ることが可能です。デザイン性も優れているので、おしゃれなインテリアとしても置くことができます。
円形のこたつも、家族と同居している方に向いているこたつです。

設置スペースで選ぶ

こたつを選ぶ際は、設置スペースが十分であるか確認しておく必要があります。部屋の広さに応じた最適なサイズは次のとおりです。

4.5畳

正方形タイプ:75×75cm、80×80cm

長方形タイプ:105×75cm、120×80cm

6畳

正方形タイプ:90×90cm

長方形タイプ:120×80cm、135×80cm

8畳

長方形タイプ:105×75cm、135×85cm、150×90cm

10畳

長方形タイプ:120×80cm、135×85cm、150×90cm、180×90cm

こちらの基準を参考に、最適なサイズを選びましょう。
部屋の広さだけでなく座る人数も考慮して選ぶことをおすすめします。

高さで選ぶ

こたつには主にロータイプとハイタイプの二種類あります。以下にそれぞれ解説します。

ロータイプ

ロータイプのこたつとは、一般的に認識されているこたつのことで、高さが30cm~45cm程度が主流です。
ロータイプのこたつは、中で寝転ぶこともでき、くつろぎやすいこたつです。熱が逃げにくいので体の芯から暖めることにも向いています。
こたつでゆっくりしたい方はロータイプのこたつを選ぶのがよいでしょう。

ハイタイプ

ハイタイプとは脚の長いこたつのことです。
ハイタイプのこたつは、ロータイプのこたつとは異なり、イスやソファに座りながらこたつに入ることが可能です。そのため、デスクワークを行う作業机として使用する場合に最適なこたつと言えます。

また、腰や膝が悪い方でも床に座る必要がないので、年配の方にも向いているこたつです。

脚のタイプで選ぶ

こたつは脚のタイプが、固定客タイプ、折れ脚タイプ、継脚タイプの3種類あります。それぞれ特徴があるので、以下を参考にすると最適な脚のタイプが選べます。

固定脚タイプ

こたつには4つの脚がありますが、一般的なのが固定脚タイプです。
固定客タイプは、天板と足をネジで取り付けており、取り外しが容易に行えます。また、ネジでしっかりと留めており、急に脚が折れる心配もありませんので、安心して使用できるこたつといえます。

折れ脚タイプ

折脚タイプとは、角の部分で脚が折れるようにできたこたつです。
折脚タイプは、脚を折り畳むだけで収納ができるので、固定脚タイプに比べて収納が容易です。

シーズンオフやこたつの移動の際には、比較的簡単に動かせます。

継ぎ脚タイプ

継ぎ脚タイプとは、脚を継ぎ足す事でこたつの高さを調整できるこたつです。
継ぎ脚タイプは高さに余裕が持てるので、寝返りをうったり、座椅子などを入れたりすることができます。

また、季節が変わったタイミングに継ぎ脚することでテ―ブルとしても使用することができる、使い勝手の良いこたつです。

ヒーターの構造で選ぶ

こたつのヒーターの構造には、以下の3つのタイプがあります。ヒーターの構造によって暖かくなるまでの早さや寿命が異なります。
  • 石英管ヒーター
  • ハロゲンヒーター
  • フラットヒーター

それぞれ解説していきましょう。

石英管ヒーター

石英管ヒーターは、多くのこたつで搭載されているヒーターです。
温まるのに時間が掛かりますが、遠赤外線を多く放出するので体の芯まで温めることが可能です。また、コストの面でも他の構造に比べて安く収めることができます。

ハロゲンヒーター

ハロゲンヒーターは石英管ヒーターよりも性能が優れているヒーターです。
即暖性が高く、電源をオンにしたらすぐに暖めることが可能です。また、石英管ヒーターに比べて長寿命といったメリットもあります。

フラットヒーター

フラットヒーターは、他のヒーターに比べて消費電力が少ないヒーターです。
フラットヒーターは他のヒーターと違って熱を発する部分が面状となっおり、ヒーターに脚をぶつける心配がありません。

また、ヒーターの面が広いので隅々まで暖かくしてくれます。ただし、他のヒーターよりもマイルドな暖かさとなるので、体の芯から暖めたい方には向いていません。

「こたつヒーター、3種類の違いを解説!」記事を見る

操作方法で選ぶ

こたつを選ぶ際は、操作方法を確認してくことも大切です。
こたつの操作は、中間スイッチと手元コントローラーの2つの方法があります。

中間スイッチとはこたつの外にあるスイッチのことで、電源の切り替えができます。また、温度調整はヒーターの横にあるつまみで調整することが可能です。

一方で、手元コントローラーでは専用のコントローラーのみで電源の切り替えや温度調整ができます。手元で両方の機能が使えるので便利です。
しかし、中間スイッチと違ってコントローラーを探す必要があるため、手間になることもあります。

どちらもメリットやデメリットがありますので、自身が使いやすいと思う方法を選びましょう。

電子制御方式を選ぶ

こたつは電子制御方式がおすすめです。
こたつには、電子制御方式とサーモスタット制御方式の二つの仕組みがあります。

電子制御方式は、内部の温度センサーによって温度を調整する仕組みになっています。
金属で熱を感知するサーモスタット制御方式と違い、細かい温度調整ができるので、温度変化を細かく設定したい方には、電子制御方式がおすすめです。

タイマー機能付きを選ぶ

こたつには、タイマー機能が搭載されたものがあります。
タイマーを設定することで、設定した時間に自動的に電源を消すことができ、こたつの消し忘れを防ぐことができます。

すでにこたつを買ってしまった方は、タイマー付きコードがおすすめです。こたつにタイマー機能がなくても後付けすることができます。

こたつのメリット

こたつのメリット

ここで、こたつのメリットについて紹介します。

  • 省エネ効果が高い
  • 部屋を乾燥させない
  • 手軽に手足を温められる
  • 操作が簡単
それぞれ解説していきます。

省エネ効果が高い

こたつのメリットはなんといっても省エネ効果が高いことです。
エアコンやストーブで体を暖めようとした場合、部屋全体を暖める必要があるので、使用するエネルギーの量が多くなってしまいます。

しかし、こたつは部屋全体を暖める必要がなく、狭いスペースのみを暖めることになるのでエネルギーの量を少なく抑えられるのです。そのため、省エネ効果が高く電気代の節約になります。

部屋を乾燥させない

こたつは部屋を乾燥させる心配がありません。
エアコンやストーブは部屋の湿度を一気に下げてしまうので、部屋全体を乾燥させてしまいます。部屋が乾燥すると、肌荒れや喉の痛みが出やすくなります。

こたつは、足元の空間のみを暖め流ので、部屋の乾燥を防ぐことにも効果的です。

手軽に手足を温められる

こたつは手軽に手足を温めることができます。
スイッチ1つですぐに暖かくなるので、非常に手軽です。暖かくなる時間も早いので、すぐに体を温められます。

手軽に手足を暖めることができるので、とくに冷え性で悩んでいる方にはおすすめです。

操作が簡単

こたつは操作が簡単です。
石油ストーブやファンヒーターに比べて、スイッチ1つで電源を入れることができるので誰でも操作が行えます。

また、石油ストーブのように燃料を足す必要もないので、小さいお子さんがいても安心して使い続けることができます。

ポイントを抑えて最適なこたつを選ぼう

今回ご紹介した、こたつを選ぶポイントを参考に、最適なこたつを見つけましょう。
特にヒーターの構造によって暖まる速さが異なるので、早く暖めたい場合はハロゲンヒーターがおすすめです。

イケヒコ・コーポレーションオンラインショップではリビング用の大判こたつから、一人暮らし用の省スペースなものまで幅広いラインナップを取り揃えています。
デザインも幅広くご用意させているので気に入ったこたつが見つかるかもしれません。ぜひ一度ご覧になってみてください。

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イケヒコ編集部

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